Q&A
小児科に受診できるのは何歳まで?大人は診てもらえますか?
小児は16歳未満となっておりますが病気に年齢制限はありません。
16歳を過ぎても小児科で治療する場合がほとんどですが病気によっては内科の専門医に引き継いでもらうこともあります。<
何科へ受診したらよいかわからない時があります。
皮膚疾患や鼻炎などの軽度の感冒症状もまず小児科を受診することをおすすめします。
必要があれば専門医を紹介します。<
解熱剤の使い方について
よく「解熱剤を使いたくありません」という方がいます。
しかし解熱剤は一時的に熱を下げることにより体を楽にして体力の消耗を防ぐことができます。
38.5℃以上でつらそうな時は使ってあげましょう。
ただし、インフルエンザや水痘などのウイルスによる感染症には容易に使わないほうが良いので医師とよく相談してください。
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抗生物質の使い方について
抗生物質は細菌に対して殺菌的に使用する薬です。したがって風邪などのウイルスに対しては効果はありません。
抗生物質の使い方は我々医師も慎重に判断して処方しています。容易に長期に使用すると細菌が抗生物質に耐性を持つようになり、いざという時に効果がなくなってしまいます。
しかし溶連菌感染症や膿痂疹、気管支炎、肺炎などは抗生物質の治療が必要となりますので適切な診断のもとではていへん効果を発揮します。<
嘔吐や下痢の時の水分補給の仕方、食事療法について
子どもは胃腸炎などにより嘔吐、下痢がおきると脱水を起こしやすくなります。
初期には水分補給がたいへん重要です。一回量を極力少なくして頻回に与えるようにしましょう。ジュースや牛乳は控えてお水、お茶、イオン飲料を与えるようにします。正しい与え方は点滴をするのと同じくらい効果があります。(経口輸液といいます)
また初期はなるべく断食にしてお腹の粘膜を休ませることも大事です。最初に与えるものは具の入っていないうどんなどが適当です。さらに回復したらおかゆ、豆腐、半熟ぐらいの卵、白身の煮魚、じゃがいもなどを与えます。果物などの果糖や牛乳などの乳製品は嘔吐、下痢などがある時は吸収が悪いので極力控えるようにしましょう。<
風邪薬は食後に飲むの?
子どもの風邪薬は食後に決めて飲む必要はありません。食後のお腹がいっぱいの時より食前のほうが飲みやすい場合が多いのではないでしょうか。
むしろ飲む間隔をしっかり守ることの方が大事です。<